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Diego Abatantuono
サッカー界がヴァカンス中で、ニュースの無いときは、少しゆっくり、普段は取り上げる時間の無い記事などをUpしてみたいと、ここ数日考えています。

これは、実際ネスタのことがちらりと書かれてるので掲載しますが、記事は毎週Controcampo紙に書かれていて、筆者はイタリアの俳優(どちらかというとコミック)、ミラニスタとして絶大な人気を誇るディエゴ・アバタントゥオーノ(Diego Abatantuono)氏。番組のほうにも、公演などで忙しくない限り、準レギュラーとして出演。

では、記事から文章を抜粋してみます。記事は、ユーヴェ戦後に書かれてます。

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コーナー名「Calcinculo」(えー・・・ケツに蹴りっていう意味・・・)

“サンタクロース、ビアンコネーリに吝嗇”

もしミランの選手も監督も上層部の誰もBertini(ユーヴェ戦主審)に抗議しないんだったら、それでいいってことなんだろう。協定を組んでるのかも、クリスマスだから皆いいやつになってんのかもしらん・・・アンチェロッティは、チームのプレイを語るのにとどめてた。

実に、グランデなミランがそこにいた。マルディーニは間際になって出場をやめ、しかしコスタクルタは信じられないような試合をしてくれた。ネスタはエクセレント。たぶん、彼らがそうだったこともあって、ユヴェントゥスはほとんど何もできなかったんだろう。

審判の善意悪意についてしゃべる気は全然無い。オレがただ言いたいのは、試合開始直後のPKが試合を変えた(はずだ)ってことだ。ずーーっと前から言い続けてるけど、問題は審判じゃなくて、規則のほうだ。今や、カルチョは膨大ないろんな部分をカバーしていかなければならない。ピッチが増え、速さが付き、一瞬の時間をカバーする必要が。
審判たちをフォローしていく必要がある。線審は4人必要で、更に明確に判断できる情況にならなければ。

んじゃ、もしクレスポのPK(ユヴェントゥス戦)で無かったんだったら、何故ボローニャではチプリアーニに対して(PKが)あったんだ?レッチェとウディネーゼの退場は、間違った判断だ、行き過ぎだ。

試合を左右したり、事実を歪めてはいけない。(結果としてその試合以降もそれが影響する、出場停止によって)。で、Tomboliniは、ウーディネで、Iaquintaのゴールを取り消した、それは彼だけに見えていたものだ。わからない、全然わからない・・・

審判たちは、もっと数を増やすべきだ。そしてもっと給料が払われるべきだ。ちゃんと稼いでいれば、実際に、腐敗は少なくなるはずだ。

=中略=

審判たちが口を開けないというのも間違っている。彼らにだって言い分はあるだろう。彼らが説明しようとすれば、どう決めたのか、何故そう決めたのかがわかるものだ。唯一、黙ってたほうがいいのは、ロティート(ラツィオ会長)の場合だけ。


=中略=

Auguri Tutti。
まずインテリスティにAuguri、やっとスクデット戦線に戻ってこれた。

ユヴェンティー二にAuguri、もうこれ以上クリスマスツリーの下にプレゼントを期待しないように。なぜって、すでに充分プレゼントはもらったはずだ。

アッリーゴ・サッキへAuguri、新しい彼のアドヴェンチャーのために、心から。

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以上が、記事文の抜粋です。
彼は、ミラニスタですが、番組出演のときに、熱くなりすぎず、冷静にコメントするし、ミランがダメなときははっきりそう言う人物なので、私も好きです。
応援するチームによって、ジャーナリストや著名人の性格や態度がいろいろに分かれるのは面白いです。

ところで、このAbatantuono氏ですが、た~~くさんの映画に出演していて、あの、ネスタのつらい記憶(笑)Paparazziにも出演。それから、サッカーファンを笑ったTifosiという映画もあります。
日本でこれらのB(or C)級映画が観れるかわからないですが、いくつかの作品は、楽しめるかもしれません。

実は、サッカーに関係無いのですが、彼の作品で私が一番好き(とかいって全部観たわけではない)なものをご紹介しておきます。

Un ragazzo di Calabriaという、走る少年の話です。お笑いではありません。これ、日本で入手できたら、一度は見ていただきたいなぁ。
画像はこれ。
Diego Abatantuono_a0007517_21191326.jpg



それから、↑のコスタクルタとネスタの画像、添え書きを説明します。

コスタクルタ:
永遠。グランデな素晴らしい試合、そして奥さんえらいべっぴん。

ネスタ:
偉大。決して越えられない。まるでマグロだ。

・・・ん~~~なんだかおかしくて、ちょっと意味不明(笑)

ちなみに、Abatantuono氏は、最新のForza Milanで、クリスマスにこういうお祝いの言葉を残しています。

「皆が幸せでありますように。覚えててくれよ、いつだって、君たちよりひどい人生のやつらがいるんだから。たとえば、インテルファン。」

ミランのTifosiが、試合でAbatantuono氏の顔を横断幕にし、「オレは従兄弟が嫌いだ!」という言葉を掲げました。
画像はこれ
Diego Abatantuono_a0007517_2214482.jpg

(あ、顔は右じゃなくて左のものね。笑)

それに対して彼本人は:

「オレはインテリスティを嫌ったことなんて無いよ。彼ら無しの人生なんて!」

・・・強烈に笑えます。

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by celeste13 | 2004-12-24 21:25 | MILAN
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